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監禁束縛〜裏切りと暗殺者の最期〜
第1章 裏切りと怪しげな男
「んっ……」

目を開けると見慣れない場所に居たリンは飛び起きた。

(ここは一体……い゛っ…たい…)

軽い目眩に襲われたリンは頭を押さえた。

ガチャ…

「っ!!」

扉が開く男がしてすぐ反応したリンは身構えた。

「おや、シェリル様…お目覚めになられたのですね。良かった」

ホッと胸を撫で下ろすクルトにリンは不快感を露わにした。
意識を失った原因が目の前にいる男だと勘づいていたからだ。

「こ、来ないでっ!!近付いたら殺す……って、アレ!?」

近付いてきたクルトにリンは睨みつけ身につけていた短刀を抜こうとしたがそれはどこにもなかった。

「刃物でしたら預からせて頂いております。危ないですから」

(短刀がないなら魔法で!!)

リンは刃物を具現化しようと詠唱してみたがいつものように詠唱しても刃物は現れなかった。

(なんで魔法が使えないの!?)

「ああ、言い忘れていました。その首輪は魔法一式を無効化する特製の首輪でして何度唱えても無駄ですよ?」

「っ!?」

(く、首輪…!?)

首に触れてみると冷たい感触がした。
リンは無理矢理外そうと首輪に力を入れた。

「首輪は無理に外そうとしない方が身の為ですよ……」

ビリビリビリィィ

「ぐっああぁぁー!!」

首に強烈な電気が走り感電し身体が痙攣した。

「あがっ、がぁっ…」

リンはベッドに倒れ虚ろな目で口をパクパクとさせている。

「それは無理に力を入れると感電するのです。まぁ遅かったようですが…」

クルトはニヤリと笑みを浮かべるとスマホを出して電話を掛けた。

「旦那様、シェリル様がお目覚めになられました。……はい、承知しました」

クルトは通話を終えるとリンから離れて部屋から出て行った。

「は、ぁ…はぁはぁ……」

(な、何だった…のっ…?)

リンは痺れている身体に力を入れてゆっくりと立ち上がった。

(早く逃げなきゃ!!)

首輪の事が気がかりだったが逃げる事だけを考えた。

ガチャ

「あっ……!!」

ドアノブに手を伸ばした瞬間、扉が開いた。
リンの目の前には一人の男がいた。
その男はクルトから旦那様と呼ばれていた男で鋭い切れ長の瞳でリンを睨みつけた。

「逃げようとしても無駄だシェリル…お前は俺の所有物なのだからな」

「は、はぁ…?何言って……っあ!?」
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