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狼に囚われた姫君の閨房録
第47章 局長命令!すみれを殺せ!!(その三)
【歳三視点】
すみれの秘所は何度も味わった。味をみればわかるはずだ。
赤く膨らんだ花芯。濃厚な蜜。脳が痺れる香り。
鏡の境目に唇を寄せて、俺は甘露の亀裂を舐めた。
「うっ……」 
無数の鏡に映るすみれの顔が歪む。吐息が俺の耳を擽った。
「くっ!」
俺が花弁の一枚を丹念にしゃぶると、すみれは啼いた。舌を奥深く届かせてかき回す。
鏡のすみれが全身を捻る。
(正真正銘のすみれだな。修羅のすみれがどこかわからねえか?)
(探しているのだが……)
親父が心の声を張り上げた。
(いたぞ!本物のすみれの奥の奥の奥だ!!)
果汁だらけの口を手の甲で拭い、俺は顔を上げた。
幾重にも重なったすみれの姿。何十人となく映し出される幻影。
一番奥のすみれ。こいつだけ、表情がイってねえ。
「そこだ!」
俺はそこに向かって、刀を垂直に突き入れた。鏡の破片が飛び散り、すみれの姿も霧散する。
仕留めた!
俺の刀は修羅のすみれの胸を射抜いた。ゴホッとすみれは血を吐いた。
「俺は左之ほど甘くねえぜ。完全に息の根止めなきゃ、気がすまねえ!」
俺は刀を一旦引き抜き、再度突いた。深々と、同じ傷口をぐりぐりと抉る。
「うぐぐっ」
すみれの手が刀を掴んで引き抜こうとする。
そうはさせるか!俺は刀を少しずつ横に引いた。
刀身を通してすみれの胸に俺の念を叩きつけた。
「ぎゃあああ〜っ!」
「いまだ、親父!本物のすみれを引きずり出せ!!」
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