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第11章 先生の秘密

気がつくとベッドの上に居た

ベッドサイドにはミナミとヤス、松田。３人共心配げな泣きそうな顔をしている

「大石先生、瑞穂さんが事故って本当ですか？」

「ああ、信じられないけれど本当らしい。意識がないと母から連絡があった」


「先生、倒れてる場合じゃないですよ。スグに瑞穂さんの所へ行って下さい」ミナミが言う

「明日の試合どうすんだよ」

「代理監督を立てて俺達でやります！もう他の先生に代理頼んだので」

「オマエ達がそうやってしてくれている内に俺何やってんでろう。こんなプライベートな事で生徒に迷惑かけて」また涙が溢れる


「先生！しっかりしろって！先生が瑞穂さんを信じてあげないと、瑞穂さん頑張れないじゃないですかっ！」ヤスに怒られた

「先生、瑞穂さんの側に居てあげて下さい」松田も言う

「明日は先生と瑞穂さんの為に、オレたち絶対優勝します。だから早く行って下さい」

「ありがとう」情けない新米教師の為に骨を折ってくれた生徒達に頭を下げて瑞穂の元へむかった