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おとなりの、ひとづまと。
第6章 人妻の性的指導。
 風呂場から居間までの短い道程の中、さくらさんはおれの手をぎゅっと握り締めて歩いてくれた。
 必然と、おれの視界には彼女の背中やお尻が映り込む。
 お互い、適当に身体を拭いて来たので、まだ水滴が残っていた。
 綺麗で、そして妙にいやらしい身体だと思った。
 彼女は性格が少々雑だけれど、エロに対して寛容で理解もある。
 もしかしたら、以前からおれとこう言う関係になりたかったのかもしれない、という思いも浮かんで来てしまう。そう思わざるを得ない程に、あまりにも事が順調に進み過ぎている。
 おれにエロい事をしたいと、常々想っていてくれたのだろうか?
 彼女の全裸の後ろ姿を視界に収めつつ、そういう事を考えていると、勃起は休まる暇が無い。
 ずっと勃ちっぱなしだった。
 中学生の頃にオナニーを覚えて、それ以来狂った様にチンポを扱いて来たが、とうとう本番で使用する機会を得たのだ。
 おれが思い描いていた相手は、同級生だったりバイトで知り合った女の子だったりしたのだけれど、結果は隣りに住む飲んだくれ人妻だった、という事になるのだろう。
 この結果に関して、おれは嬉しいと感じている。かなり興奮もしてしまっている。
 ひと回り以上も年上の女性とセックスするなんて、正直今迄想像もして来なかったのだ。
 そう言う類のエロ本やエロビデオにもあまり興味を示してこなかった。
 三十代の女性は、どちらかと言うとオバサンに属してしまうのかな?とすら思っていた。
 しかし、いざ、さくらさんの裸体を目にすると、そんな意識は消し飛んでしまう。
 むしろ今は、大人の女性の方が好きかもしれないと思えてくる。肉感的なその身体に、おれは、心からのめり込んでしまっていたのだ。
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