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おとなりの、ひとづまと。
第7章 それは完全にノーマルだよ。
 今迄、ティッシュに包んで捨てるか、風呂場の排水溝へと流していた精液を、さくらさんは嫌な顔ひとつせずに飲み込んでくれる。
 むしろ嬉しそうな表情すら浮かべてくれていた。
 その、彼女の行為を、おれは素直に嬉しく感じていたし、何か報いたいと言う思いもあった。
 チンポを舐めて、気持ち良く射精させてくれた後、さくらさんはおれに寄り添い、身体を重ねてきた。
 お互いしっとりと汗ばんでいて、密着する肌がぺたぺたと心地良い。
 彼女は、おれの胸に豊満な乳房を押し当て、そして、口付けをしてくる。
 微笑を浮かべ、ぺろりぺろりと唇や頬を舐めていた。

「――ねえ、翔太?今度は、あたしのこと、気持ち良くしてくれるんでしょう?」
 耳元でそう囁き、それから、彼女はおれの耳にしゃぶりついた。
 小さな耳の穴に舌の先を入れようとして来る。ガサゴソと、不快な音が心地良く感じてしまう。
「うん、してみるよ。さくらさんの事、気持ち良く出来るかは分からないけど」
「あたしは、大丈夫だと思うよ。だって、翔太から、マンコ触られてるだけで、気持ちいいもん。クリとか舐められたら、絶対ヤバイよなあって思う。でね、今から弄られたり舐められたりしちゃうのかあって想像したら、それだけで子宮がきゅっと締め付けられちゃう様な感じがする。早く、アンタの綺麗で長いチンポで犯されてみたいって思うけど、犬が餌を食べるみたいに、夢中で舐められたいとも思ってるの」
 そうしてまた、ねっとりとキスをされる。
 さくらさんの唾液を味わいつつ、半ばされるがままに、舌を絡めた。
 今までの人生で見知った知識から、セックスは男が主導権を握ってするものだろうという認識があったのだけれど、どうやらそうとも限らないと言う事に、おれは漸く気が付かされつつあった。
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