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オレンジ色の世界で。
第6章 母の昔、ぼくの今。
 部屋から出てゆく母の後を、ぼくはすぐに追った。
 目の前で、とんとんとんと、階段を下りてゆく母。
 今から、ぼくは、この人とセックスをするのか、と思うと下腹がぐつぐつと煮えたぎる様な興奮を感じていた。
 階段を下り、一階についた所で、母は振り返った。
 少し、恥じらいの表情を浮かべている様に見える。
「どうしたの、母さん?」ぼくから声を掛けた。
「あのね、たかしくん?」
「うん、なに?」
「実はさ、母さんね、お股がもうすごく、濡れちゃってるの。だから、たかしくんに、見られたり触られる前に、一回お風呂入った方がいいかなあって思っちゃった。綺麗な方が、たかしくんも嬉しいでしょう?」と、母は言う。
 それって、ぼくの名前は出しているけれど、ただ単に、お股が凄く濡れてしまってる所を、母さんが見られたく無いだけでは?と思ってしまった。
 だから、ぼくは母の真似をして、少し狡い返答をした。
「ぼくは凄く濡れてても全然構わないけど、母さんがお風呂入りたいなら、入ってこれば?」と。
 そしたら母は「じゃあ、たかしくんがいいなら入らないけど、でも、本当に、母さんって、すごく濡れちゃう人だから、引いちゃヤダよ?」と言ってきた。
 この母の布石が、ぼくにはいまいち理解出来なかった。
 ぼくはこれが初めてのセックスだから、他の人と比較する事も出来ないし。びゅうびゅうと潮を吹き出してしまうエロビデオの女優を比較対象に持ち出して良いのかもよく分からない。

「――セックスさせてくれるのに、引いたりなんてしないと思うよ、ぼくは。でも、気持ち良すぎて感動はしてしまうかも。あのさ、母さん?」
「うん、どうしたの?」
「もしかして、あの女優さんみたいに、ぼくのチンコ舐めてくれたりもするの?」
「あ、じゃあ、最初に、チンチン舐めてあげる。その後に、母さんのも舐めて欲しいかもって、思っちゃうけど……」
「うん、いいよ。じゃあ、交代で舐め合いっこだね。それから、セックスをするっていう事?」
「あのね、たかしくん?」
「うん、はい」
「母さん的には、セックスって、少し前から、もう始まっちゃてるんだよねえ」
 と、母はまた、ぼくにはよく理解出来ない事を言いつつ、身体を寄せ、ぼくを抱き締め、唇を重ねて来た。
 それが、ぼくのファーストキスだった。
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