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今日もあの男がやってくる
第23章 その23
今日も、あの男はやってきました。ただ、いつもと違うのは、その時間。玄関のベルが鳴ったのは、夜の11時をまわった頃でした。その2時間前のこと、男から電話がありました。「おい、俺だ。」一瞬、私の身体が膠着しました。幸い娘は自分の部屋にいる様で近くには誰もいませんでした。「今日、旦那は出張なんだろ?」「えっ?」(何で、知っているの?)私は動揺を隠せませんでした。「カレンダー見たんだよ。台所に張ってあるやつ・・・」台所のカレンダーは、私が手帳かわりに予定をメモしてあるもので、確かに今日から明日にかけては○印で『主人の出張』と書いてあったのです。(いつの間に、男は見たんだろう・・・)電話の向こうで響いた男の声はさらに私を動揺させるものでした。「なあ、今日は、これから行ってもいいだろう?旦那が留守のことだし・・・」どうやら、男は主人は出張する今日を狙っていたようです。「ダメ!娘がいるんだから。」私は、はっきりと拒絶しました。「今日だけだ。ドアを開けないと大声で騒ぐぞ!」いつものように、男の脅し文句が始まりました。男に主人が留守であることを知られてしまった段階で、結局、私には「男の来訪を拒絶する」という選択肢は残されていないのでした。「娘が寝付く、せめて2時間後にして・・・」と応えるのが私にとって精一杯の抵抗でした。こうして男は私との約束とおりやってきたわけです。娘は1時間前に深い眠りに入ったようです。まず、今までの様子から考えて、娘が朝までの間で途中、目が覚めるという心配はありませんでした。そうは言っても、やはり娘がいるこの家にあの獣を迎え入れる、それがどんなに危険な行為であるかは、十分にわかっていました・・・。
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