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ワルキューレの朝ごはん
第3章 袋小路
官能と退廃、そして殺人者の狂気が宿るサロメ役を演じる

彼女には破瓜期の少女の初々しさと基地外めいた淫蕩さ、

可憐な細い声と強靭で太い声と云った矛盾して両立困難な演技表現が求められる。

そして囚われの身の予言者に恋をするのだ、が、彼は彼女の実に忌まわしい生い立ちを

「素性の卑しいサロメと云う名前の小娘は貞淑と淫乱・・・」と、なじるばかりである。

サロメにとってヨハネは自分が愛した唯一の男であると同時に自分を拒んだ唯一の男。

サロメはデカダンス思想と深く結びついた「妖婦崇拝」の文学的典型と云えるだろう。

そして月が綺麗な狂った夜に僕らの恋は終りを迎える・・・

因にデカダンスとは一九世紀の懐疑思想に影響を受けて、既成の価値・道徳に反する美を追い求めた芸術の傾向。
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