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ワルキューレの朝ごはん
第6章 泥舟
やがてその旋回運動は次第に激しくなり、彼女は一種のトランス状態に突入してやがて神を自分の身に宿す(憑依)

ドレスが投げ捨てられる・・・

戦慄を覚えるほど美しい顔立ちの少女の鮮烈な裸身・・・

芸術と云う名の文化の衣を身に纏うストリップダンサー。

そこには欠落やすきま風やら距離と云う受身の消極性など何一つなく凡て充実してる。

(パラダイス!不信心者の)

行動の規範としての常識を無効にしながら視線から距離感を奪うべく視界に浮上する光景は荒唐無稽と云う他ない。

その充実した過剰たち演じる荒唐無稽な戯れこそ僕らの日々の体験にとってもっとも親しい現在と云う瞬間である。

「神殺し」そんな芸当は間抜けなロンギヌスやらユダには決して出来ないだろう。

学校やら廃墟と云う名の退廃した世界の湿地に咲き乱れる蓮の花の美しさとしてあることを誇りに思い、その欠落を埋め、空白を満たして・・・

「ワルキューレの朝ごはん」

(∂∬・・)ノ○>(・。)完結。
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