この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ワルキューレの朝ごはん
第8章 人間不信
境界の彼方に追放された異形の流刑者だったはずの娘が、

舞台の上から如何にもたどたどしい演技と伴に発語する。

端的に云うとそれは「牛を殺す」意識を欠いて牛を食べる現実の延長線上で観客は役者の苦悩なんて知る由もなく愚鈍な残酷さで批評するのだ。

狂気の影を見つけようと凝視する視線に抗いながら彼女を排斥する悪夢の世界との緊張に満ちた闘いでもあった・・・

ESS部と演劇部のエースを兼任する・・それはアマチュア演劇の端役に駆り出されると云った経験とは隔絶した次元の希有な経験だったと思う。

金色の異端児その異名は伊達ではない・・他の役者が台詞を云う隙に舞台後方でメイク直し、紅をさして美しくなった彼女は再び舞台中央に登場して劇の進行に意識を向ける。

堂々足る体躯の鳩胸出っ尻腰のカノン演じるサロメ、その艶姿を僕らは複雑な感情を抱えて観ていた。一つの時代が終わった、そんな言葉が脳裡を過る、その夜のSEXは・・
/75ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ