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感じさせて
第8章 寒い……
翌朝

のどの痛みで

目が覚めた






あぁ…

やっぱり

風邪、ひいちゃった…



それでも
朝早く起きて

トオルの朝食の準備を始める


だって…決めたから…




いつもの時間に
トオルが起きて
リビングに姿を見せた


私は

もちろん笑顔で


「おはよう、トオル……

……コンッコンッ」




その声は
自分でも驚くほど
鼻声で
軽く咳も出てしまった



それでもトオルは


「あぁ…」


と、言っただけで
テーブルの上のフルーツを
いくつかつまんで

バスルームへと
姿を消した





私がいたら





やっぱり食べないんだ…




悔しいのか
泣きそうなのか
私は

唇に
チカラが入った



「かぜ?」



の、一言もない



いったい
あなたは






どうしてしまったの?




そんなに


私が





憎いの?


………


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