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感じさせて
第3章 カラオケボックス
ただ腰に手を回されて

話をしてるだけ



それだけでも

私は、うれしくて

たまらなかった




隣に座っているけど

私の顔を覗き込むように

こちらを見ている

シンくんは



また、子犬のようだった



騙されててもいい

こんな時間を

また、過ごしたい…






「うさちゃん

また、会いたい…」




「・・・・」



「連絡先、教えてくれる?」



「メール…なら・・」



話をするだけ。

だから…浮気じゃ…ない。



そう、自分に言い聞かせた



「メアドだけ?

会ってくれへんの?

次は、いつ会える?」





「………」





「分かった
しゃあないな・・・

とりあえず今日は
メアドで我慢する

ホントは
帰したくないんやで?

帰るんやったら
明日会いたいくらいや」




私も、帰りたくなかった


帰ってしまうなら
明日会いたかった


私が躊躇って
恥ずかしくて

言えない言葉を
シンくんは
いとも簡単に口にした…




そんなに
求められていることが

涙が出そうなくらい

本当は



うれしかった




「じゃあ……メールするな?」




「うん、わかった。

シンくん…そろそろ私…」



「あかん」



「(笑)シンヤ・・」



「うん。じゃあ

そろそろ、帰ろか・・」






シンくんは

また私の手を握り

席を立った。



私も合わせて席を立つと

ぐいっと

手を引っ張られ



部屋の隅で



抱きしめられた





「ごめん、うさちゃん

ゆるして…


ここは
カメラに映らへんから…


うさちゃん…」





シンくんは

そう言って

私を強く抱きしめた
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