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感じさせて
第4章 マッサージ
裸になってると

思っていた




でもシンくんは

服をきたまま

私を抱きしめていた




「キス・・・したい

うさちゃん

こっち向いて?」




ゆっくりと

火照る体の向きをかえ

仰向けになると



またシンくんは

薄い唇を一度舐めてから



私に

キスをした






おやすみ

うさちゃん





そんな声が

聞こえそうなくらい



優しいキスだった






あぁ

マッサージは



終わりなのね







と、そのキスで

理解できるほど





いやらしさのない





優しい





キスだった










どこまでも優しい

シンくんの




ひとつ

ひとつに




なぜか




涙で目がうるんだ



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