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第6章 1134号室

シンくんは

立ったまま
私の服を
手早く脱がせながら

唇や体に
キスをした



シンくんは
いつもより
落ち着きがなくて


口数も少ない


興奮してるの？


と、冷静に
見ている
自分がいる





自分だけが

満足することに

罪悪感を

感じていた・・・





シンくんが

我慢しているんじゃないか

と言う思いが
頭から離れず


私は
熱い愛撫に
没頭できずにいた




「うさちゃん…

気持ちよーないん？」




「そんなこと…ないよ」




「やって…声出してくれへんやん

我慢せんで声出して？

うさちゃんの声
好きなんやから…」





「・・うん・・」






思い切って

触ってしまおうか



それとも

この

バスローブの紐を




ほどいてしまおうか・・・








私の頭の中は

シンくんを

満足させるための

きっかけばかりが

駆け巡った