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許嫁が多すぎる
第11章 四日目
冷たく高圧的に言い放つ翔太の言葉にビクッと身体を震わせたメイドだったが、ベッドから降りる気配はない。
「……おい。聞こえてるのか?」
「……はい」
「お前、名前はなんて言うんだ?」
「富樫です……冨樫翔子(とがししょうこ)です」
「翔子。もう終わりだ。ベッドから降りるんだ」
冨樫は切なげに翔太を見上げた。
「お願いします……最後までお世話させてください」
「お世話?」
翔太はしゃがみこんで冨樫の頬をふにっと掴んだ。
丸い輪郭のメガネっ娘メイドは頬を潰されたまま翔太をジッと見つめる。
「お前が楽しみたいだけなんじゃないのか、翔子?」
「そ、そんな……こと、ないです」
「正直に言えよ? いつもこうして下の世話もしてるのか?」
詰問され冨樫は視線をさっと逸らした。
「……いいえ」
「じゃあなんで俺の下の世話だけしようとしたんだ?」
「……おい。聞こえてるのか?」
「……はい」
「お前、名前はなんて言うんだ?」
「富樫です……冨樫翔子(とがししょうこ)です」
「翔子。もう終わりだ。ベッドから降りるんだ」
冨樫は切なげに翔太を見上げた。
「お願いします……最後までお世話させてください」
「お世話?」
翔太はしゃがみこんで冨樫の頬をふにっと掴んだ。
丸い輪郭のメガネっ娘メイドは頬を潰されたまま翔太をジッと見つめる。
「お前が楽しみたいだけなんじゃないのか、翔子?」
「そ、そんな……こと、ないです」
「正直に言えよ? いつもこうして下の世話もしてるのか?」
詰問され冨樫は視線をさっと逸らした。
「……いいえ」
「じゃあなんで俺の下の世話だけしようとしたんだ?」