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許嫁が多すぎる
第11章 四日目
「さっきの一条寺琴音、最高に輝いてたよ。綺麗だった。けど嫁にしたいかと言われればわかんねぇよな」
「なんで!? 綺麗だったら嫁にしたいでしょ、普通っ!」
「そうとも限らねぇよ? 自然に生えていた花が綺麗だからって折って持って帰りたいかと言われれば、俺はそのまま綺麗なままで自然に生えていてほしいって思うな」
翔太は臭いセリフを吐いて照れ笑いを浮かべて車の車窓を見るように視線を外らす。
「花と私は違うでしょ? 翔太君の隣でも綺麗に咲けるよ?」
「そうかもしんねぇけど……今じゃなくてもよくねぇか、それ?」
翔太は改めて一条寺の顔を見つめた。
「今はアイドルで頑張れよ。俺も応援する。アイドルとして精一杯頑張って、もう充分ってなったら結婚したらいいよ。まぁ、その相手が俺じゃないかもしれないけど」
照れたように頬を掻きながら翔太は笑った。
「なんで!? 綺麗だったら嫁にしたいでしょ、普通っ!」
「そうとも限らねぇよ? 自然に生えていた花が綺麗だからって折って持って帰りたいかと言われれば、俺はそのまま綺麗なままで自然に生えていてほしいって思うな」
翔太は臭いセリフを吐いて照れ笑いを浮かべて車の車窓を見るように視線を外らす。
「花と私は違うでしょ? 翔太君の隣でも綺麗に咲けるよ?」
「そうかもしんねぇけど……今じゃなくてもよくねぇか、それ?」
翔太は改めて一条寺の顔を見つめた。
「今はアイドルで頑張れよ。俺も応援する。アイドルとして精一杯頑張って、もう充分ってなったら結婚したらいいよ。まぁ、その相手が俺じゃないかもしれないけど」
照れたように頬を掻きながら翔太は笑った。