パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第11章 四日目

「そ、そうか……笑ってごめんな……」

「私だって悩んで……真剣に翔太さんと結婚を考えてここに来たんですから!!」

「なるほどね……でも会ったこともねー奴と結婚とかあり得なくねぇの？」

引きながらも言うべきことはしっかりと伝える。

「そりゃ私も逢うまではわかりませんでした……写真でしか見たことなかったし……でも会って決めました。翔太さんと結婚するって」

「はあ？　なんでだよ!?」

「なんでもですっ!!　いちいち聞かないでくださいっ」

一条寺は照れたようにプイッとそっぽを向いて、そこで会話は途切れてしまった。

屋敷に到着すると二人は試験会場である翔太の自室へ向かった。