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許嫁が多すぎる
第4章 許嫁理由
天谷はベッドの前に膝まづいてパジャマのズボンに手をかける。

「えっ!?」

「ほ、ほら……ズボン脱げよ……してやる……から……」

「はぁああ!?」

「か、かか勘違いするなよ!? こうするのが命令だからするだけで、したくてする訳じゃないからなっ!!」

小麦色に焼けた肌でも赤いとわかるくらいに赤面した天谷は、アーモンドのような猫目を更に吊り上げて怒る。

「ちょっ……い、いいってそんなこと!!」

「うるさいっ!!」

意を決したように天谷はズボンを一気にずり下げる。

ぱちんと腹に当たりそうな位に反り返った肉棒が姿を現した。

「なっ!? なにこの勃起っ!? 翔太、お前なんだかんだ言って期待してたんだろ!?」

「ち、違げーよ!! 朝は誰だってこんな風になるんだよ!!」

幼なじみに勃起を見られるのは見知らぬ女性に見られるよりもむしろ恥ずかしい。
翔太は朝勃ちぺニスを布団で隠そうとするが、天谷がそれを許さない。

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