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許嫁が多すぎる
第5章 第一脱落者
「それでは発表に移ります」
執事長はメイドから受け取ったカードを開いて一呼吸空けてから告げた。
「脱落者は三番、桃園愛菜さんです」
「えっ!?」「えっ!?」
桃園と一緒に天谷も声をあげた。
「なんで私が失格なんですか!? 翔太君を射精させたのは私だけなんですよ!? 私が失格になる理由がわかりませんっ!!」
桃園は怒りながら執事長と翔太に食って掛かる。
絶対に自分が失格になると覚悟していた天谷は安堵で腰が砕けそうになり、近くの椅子に腰掛けた。
「射精させれば勝ちだというルールではないことはお話ししたかと思いますが?」
執事長は能面のような無表情で桃園に告げる。
「そうだけど……普通イカせた方がいいでしょ、状況的に!!」
「いいえ。そうであればそうご説明します。今回はそれは関係ないと予め皆様にお伝えしたはずです。自分だけのルールを勝手に作り、自分を正当化して他人を批判するのは感心できませんね」
「インチキよ!! こんなのヤラセじゃない!! 出来レースよ! 性のいろはもわかってないような小娘の適当で出鱈目なフェラの方がいいはずがないわっ!」
桃園はあくまで自分の価値観に基づいた、自分だけの正しさで執事長と翔太を詰る。
「それは違うよ、桃園さん」
怒る桃園に反論したのは翔太だった。
執事長はメイドから受け取ったカードを開いて一呼吸空けてから告げた。
「脱落者は三番、桃園愛菜さんです」
「えっ!?」「えっ!?」
桃園と一緒に天谷も声をあげた。
「なんで私が失格なんですか!? 翔太君を射精させたのは私だけなんですよ!? 私が失格になる理由がわかりませんっ!!」
桃園は怒りながら執事長と翔太に食って掛かる。
絶対に自分が失格になると覚悟していた天谷は安堵で腰が砕けそうになり、近くの椅子に腰掛けた。
「射精させれば勝ちだというルールではないことはお話ししたかと思いますが?」
執事長は能面のような無表情で桃園に告げる。
「そうだけど……普通イカせた方がいいでしょ、状況的に!!」
「いいえ。そうであればそうご説明します。今回はそれは関係ないと予め皆様にお伝えしたはずです。自分だけのルールを勝手に作り、自分を正当化して他人を批判するのは感心できませんね」
「インチキよ!! こんなのヤラセじゃない!! 出来レースよ! 性のいろはもわかってないような小娘の適当で出鱈目なフェラの方がいいはずがないわっ!」
桃園はあくまで自分の価値観に基づいた、自分だけの正しさで執事長と翔太を詰る。
「それは違うよ、桃園さん」
怒る桃園に反論したのは翔太だった。