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許嫁が多すぎる
第5章 第一脱落者
「何が違うの!? おかしいでしょ、翔太君っ!!」
「確かに一番気持ちよかったのは桃園さんだった」
「じゃあ--」
「だけど一番駄目だったのも桃園さんです」
翔太はじっと桃園の目を見つめて告げた。
「俺がイケばそのあとフェラチオをされるのが辛くなるのは明白だ。それを承知で三人目にも関わらず桃園さんはイカせた」
「だって、それは……」
「俺が辛いのはまだいい。桃園さんのあとの人が一番辛い。射精直後であれば触るだけでくすぐったい。なんにも出来ないも同然だ。相手を蹴落とすために射精させる……それはあまりに思いやりに欠ける行為だ」
翔太は淀みなく選択基準を説明する。
翔太の意見はもっともで桃園も反論する言葉が途切れてしまう。
「俺はそんな他人に対する優しさが持てない人間とは結婚できない。だから三番目、桃園さんを失格に選んだんだ」
「確かに一番気持ちよかったのは桃園さんだった」
「じゃあ--」
「だけど一番駄目だったのも桃園さんです」
翔太はじっと桃園の目を見つめて告げた。
「俺がイケばそのあとフェラチオをされるのが辛くなるのは明白だ。それを承知で三人目にも関わらず桃園さんはイカせた」
「だって、それは……」
「俺が辛いのはまだいい。桃園さんのあとの人が一番辛い。射精直後であれば触るだけでくすぐったい。なんにも出来ないも同然だ。相手を蹴落とすために射精させる……それはあまりに思いやりに欠ける行為だ」
翔太は淀みなく選択基準を説明する。
翔太の意見はもっともで桃園も反論する言葉が途切れてしまう。
「俺はそんな他人に対する優しさが持てない人間とは結婚できない。だから三番目、桃園さんを失格に選んだんだ」