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覗き見 美少女達の隠微な秘密
第1章 プロローグ 徹の正夢
(ま、まさか、毒とか? でも、俺を殺して何の得があるんだ? そうだよ、こんな人生、惜しく無いさっ・・それより、こんなチャンスを逃したら・・ええいっ、飲んじゃぇっ・・)

眼を瞑り水も無しで、カプセルを呑み下す徹。
(んっ・・? 何とも無いじゃんっ・・でも、体が軽くなった様な?)

自分の手を見る徹、だが、まるで普通・・
(チェッ、やっぱガセかよっ・・透明でも何でも無いじゃん・・まぁ一時の夢でも、楽しめたし、いっか・・
腹減ったし、コンビニでも行くかなぁ?)

落胆した表情でブラブラと歩いていると、前方から女子大生と思わしき3人連れが、横に並んで笑いながらやって来た。
狭い歩道で、すれ違える余裕は無かった。
普段なら、車道に出て道を譲る徹だが、今はムカついていた。

(何だあの娘達っ・・くそぉ、楽しそうに・・おっ、真ん中の娘、可愛いなぁ、スタイルも抜群だし・・でも、知らねぇ、ぶつかりたく無ければ、そっちが避けろ・・・・
えっ、えっ、嘘だろっ? ぶ、ぶつかるぅ・・)

女の娘達は、話に夢中で徹に気付か無いのか? 足を緩める事も無く、迫って来る。
そして・・
衝突したっと、徹が眼を閉じた瞬間、信じ難い事に、体を擦り抜け通り過ぎて行った。

(な、何だぁ? イリュージョンかよっ? えっえっ・・コレって、まさか? あの薬、本物だったんだっ?)

喜び勇んで、思わず飛び跳ねた徹が、ふと思い至って、慌てて女の娘達を小走りに追いかけた。
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