パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第22章 嫉妬

私の言葉に苦笑いをする光春さん。

「汐里が男女問わず仲良くするのは良いことだと思っていますよ。それを汐里自身が望んでいたのを知っていますし、変わろうと努力をしている姿も見てきたんですから。だから、応援したいとは思います。思いますが……」

そこで、一旦言葉を切った光春さんは心もとない表情をし、少し迷ったようにして言葉を続けた。

「男性と仲良く話している姿を見るとイヤな気持ちになるんです。笑顔で話をしているふたりの間に割って入って、その笑顔を誰にも見せないように私の腕の中に閉じ込めてしまいたいと。今だってこの部屋から出さずに誰の目にも触れさせたくなとさえ思うんです……本当に汐里相手だと余裕がなくなるんですよ」

本当に申し訳なさそうに心に内を話してくれる。
そんな気持ちになる自分がイヤだというけど、言われた私はそうは思わない。
イヤどころかむしろ……