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墜ちてイク~性奴隷妻は羞恥指令に躯は溺れて……。
第22章 チャプター22
 来るべき時が来て、郁美は自分がパニックになるのでは、と思っていたのだが、そうでもないことを意外に感じていた。覚悟ができているのか、と問われると、まだ迷いは郁美にあった。この瞬間に、今日一日をなかったことにできるのなら、どんな代償を払ってでも叶えたいと、郁美はそう思ってはいた。
 膣から、ひとりがペニスを引き抜くと、郁美の上体を引き起こさせた。騎乗位になると、顔を上向かせられた。強引に口を開かせられ、ペニスを突っ込まれた。
 ふたりが隆一に、セックスをしているのを見せつけるために、体位を変えたことは明白だった。動きたくはなかったが、奴隷である郁美に、選択の自由はなかった。拒否すれば、どんな目に遭わされるのかわからないし、もしかすると隆一にも危害が及ぶかもしれない——そう思うと、どうしてもセックスを続けざるを得なかった。
 が——果たして本当にそうだろうか。郁美は隆一に見てもらいたい、見せつけながら、快感を味わいたい、そう思っているのではないだろうか、と自問していた。
 しばらくすると、チャイムの音が止んだ。郁美を呼ぶ声が、聞こえてきた。
 郁美はそれに、咥えさせられていたペニスを外そうとした。が、すぐに頭をつかまれ、フェラチオを続けさせられた。いや——ペニスを外したとしても、郁美には隆一を遠ざけることなどできはしないのだから、無駄なあがきでしかないのだが。
 やがて——その時が来てしまった。寝室のドアが外側から開けられる音がした。郁美は目隠しの下で、目をぎゅっと閉ざした。
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