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墜ちてイク~性奴隷妻は羞恥指令に躯は溺れて……。
第15章 チャプター15
朝の準備をするために、ベッドから起き上がりながら、夫の陰茎が勃起しているのに目をとめ、郁美はしばらくの間、動きを止めてしまった。以前なら、夫の朝立ちを見ても、何の感慨も抱かなかったのだが、その日の朝だけは違った。一瞬、夫のパジャマのズボンと下着を下ろし、眠りについたまま、肉竿を舐めさすり、射精まで導いたら、どんな反応を示すのだろう、と思った。
が、妄想するだけで、郁美は実際に行動に移すことはなかった。なかったのだが、少なくとも午前中は家事に従事することはできないな、と思った。
……夫を仕事へと送り出した後、ベッドで自慰に耽り、達した直後のことだった。来客を告げるインターフォンが鳴り、玄関のドアを開け放った時――そこに、鎖ピアスとサングラスの男が立っているのを、郁美は半ば予感していた。ふたりは、郁美たちの家を見張っていたか、それとも――部屋に監視カメラかマイクを仕掛けていたのかもしれない。だから、驚くことはなかった。
ふたりを目の前にして、悔やみはしたが、それは隆一との日常が崩れてしまうからで、同時に性の悦びへの期待が高まるのを――高まってしまうのを、郁美は絶望感とともに味わっていた。
家の前に止められていたワゴン車に、郁美は連れ込まれ、どこかへと運ばれていった。自宅を知られ、顔は隠されているとはいえ、ハメ撮りをされてしまっている以上、郁美には抵抗することなど、できはしなかった。……表面上は、だが。
郁美は男たちに脅されているのかもしれないが、本当は郁美自身が犯されることを望んでいるからなのかもしれない――そのように、郁美は思った。
或いは、これは罰なのかもしれない。色地獄に墜ち、さんざん苦しめられた郁美ではあるが、あの程度の痛苦では足りず、新たな罰が与えられようとしているのかもしれない、と。
が、妄想するだけで、郁美は実際に行動に移すことはなかった。なかったのだが、少なくとも午前中は家事に従事することはできないな、と思った。
……夫を仕事へと送り出した後、ベッドで自慰に耽り、達した直後のことだった。来客を告げるインターフォンが鳴り、玄関のドアを開け放った時――そこに、鎖ピアスとサングラスの男が立っているのを、郁美は半ば予感していた。ふたりは、郁美たちの家を見張っていたか、それとも――部屋に監視カメラかマイクを仕掛けていたのかもしれない。だから、驚くことはなかった。
ふたりを目の前にして、悔やみはしたが、それは隆一との日常が崩れてしまうからで、同時に性の悦びへの期待が高まるのを――高まってしまうのを、郁美は絶望感とともに味わっていた。
家の前に止められていたワゴン車に、郁美は連れ込まれ、どこかへと運ばれていった。自宅を知られ、顔は隠されているとはいえ、ハメ撮りをされてしまっている以上、郁美には抵抗することなど、できはしなかった。……表面上は、だが。
郁美は男たちに脅されているのかもしれないが、本当は郁美自身が犯されることを望んでいるからなのかもしれない――そのように、郁美は思った。
或いは、これは罰なのかもしれない。色地獄に墜ち、さんざん苦しめられた郁美ではあるが、あの程度の痛苦では足りず、新たな罰が与えられようとしているのかもしれない、と。