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朏の断片‐ミカヅキ ノ ダンペン‐
第2章 #1

「俺は男だぞ!」と憤慨する上田に、それでも片桐は惹かれてしまう自分を止められそうにない。


「俺かて女の子以外好いたことないし、アレやけど。上田さんどっから見ても男に見えへんし」

「いいのかよそれでっ」


試しに上田の胸に手を置いてみた。ギョッと固まる上田はだがじっと耐えている。


「見事にペタンコやわ」

「当たり前だ!」

「けど女の子でも貧乳の子はおるし」


何気に揉んでみたら殴られた。赤い顔で怒っているのがまた、片桐にはたまらなく可愛く思える。


「ほんならなぁ、下、見して?それやったら納得出来るわ」

「な、……っ!?」

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