この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
朏の断片‐ミカヅキ ノ ダンペン‐
第4章 03


 今日の回診は一番若い先生だった。裸の美希の胸を前にしても表情一つ揺らがない。冷たい聴診器がひとつ、またひとつ、裸体にキスをしても全くといっていいほどときめきはない。


「今日は顔色良くないね」

「そうですか?」


 試しに先生の手で触れてもらったらときめくだろうか。顔に伸ばされた手は美希の下瞼を引き下げ貧血を見ている。すぐにとらえて頬擦りでもすれば、少しは変な気でも起こしてくれるだろうか。


「先生?」

「何だい」


 近く見つめあったものの、胸の高鳴りはない。


「私でも恋をしてもいいですか」


/100ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ