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朏の断片‐ミカヅキ ノ ダンペン‐
第5章 #4


「マジですんません~」


携帯を片手にソファーに大の字で倒れている片桐は、音をたてた体温計を見る。


「げ!やっぱり熱あります。38度とか……いやいや、普段34度すから、マジで。今日は休んで明日挽回しま……いや!明日は這ってでも行きます。はい。じゃあ代理頼んまーす」


通話を終えるとテーブルの上に携帯と体温計を転がす。


「明日は絶対行くに決まってんやんか。アカン、はよ治さんと……」


明日は河川敷公園での練習の日だ。つまりは上田が家に来る約束の日でもある。片桐はふらつく足取りで汗を吸った服を脱ぎ捨て風呂場へ向かった。

頭からシャワーを浴びて汗を流す。何で風邪などひいてしまったやら、最速で風呂を終え体を拭いた。栄養ドリンクでも飲んで寝れば治るだろう。意地でも治さなくては。上田の連絡先さえ知らないのだ、キャンセルという選択肢はない。

片桐はだるい体をベッドに沈めた。


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