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粗治療
第3章 その後
あの時の甘い匂いがした…

「お兄さん、その花がきになるのかい?」
店主であろうおばさんが声をかけてきた

「あ、いえ…まぁ…」

「もしかして彼女さんへのプレゼントか何かかな?」

「そんなわけでは…」

「しかし、最近の子はませてるねぇ。この前もその花束をずーっとみている大人びた女性がいてね、声かけたら特別な人に送るんだっていうから話きいたらね…」

ボーッと話をきいてたら僕は何故か勝手に彼女に当てはめていた

「実はその子ここの近くの大学の学生さんだったのよ、男性に花束なんて今時の子は」

「…そうですか」
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