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あの時のあの人
第5章 ようやく
諦めたはずなのに……
家に帰っても彼のために用意した物は捨てることはできなかった
それでも、少しずつ元気を取り戻し仕事復帰もできた
私を犯した先輩は事務職から倉庫担当になっていた
私から上司へのアクションを恐れ自ら告白
誰にも知られずに上層部で片付けてくれていた
数名であっても知ってることに抵抗はあったけど、この歳になってから再就職が難しいこともあり、ここで働くしかなかった
彼が好きとかそんなことよりも、今を一生懸命生きるのに精一杯だった