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第12章 あとがき

　ただ、改めて思うのは朝鮮王朝時代だって、その時代を生きていた人たちは皆さん、色々と大変だったー当たり前か！　でしょうね。医療制度や医術も発達していなかった時代ですし、また特に朝鮮は徹底した身分社会でしたから、民たちはその日を生き抜くのにも大変だったことでしょう。
　ちょっとコロナ禍で皆が苦しみ不安に怯えている現代社会と似ています。それでも、かの時代の人々もそんな不安な中でも精一杯生き、時代に足跡を刻みました。
　それよりははるか後世に生きる私たちも、不安はあれどもとにかく精一杯、今を生き抜くことが大切なのかなとも思います。
　いつ、どうなるか判らないからこそ、その日その日を大切に輝いて生きたいものです。
　今回も拙い作品をご覧頂きまして、ありがとうございました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　東　めぐみ拝
二〇二〇年四月二十八日