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第19章 いきなりスワップ小旅行

スワッピングでもしてみてぇな〜
マンネリ解消に

そう思っていた矢先、同期の中村から『スワッピングしてみないか』と声をかけられたものだから、一瞬中村はエスパーで俺の心が読めるのか、それとも実は俺はサトラレで心の声がダダ漏れで周りに聴こえているのでは、とパニックに陥りそうになってしまった。

『……は？』
俺がキョドりながら間抜けな顔でとぼけた声を出したものだから、『いや悪い悪い…急に変な事言い出して……実は……薫とちょっとマンネリでさ…』中村がバツが悪そうに、しかし真剣な表情をしながら奥さんとの夜の営みの悩みを打ち明けてきた。

中村の奥さん、薫さんはアダルト女優の葵つ○さ激似の清純な印象の正統派美人。
スタイルも抜群で、男なら誰しも涎を垂らすようなセクシャルな人妻だ。
正直、中村の結婚相手の薫さんを初めて見た時は、羨ましくてしょうがなかった。
コイツ、こんな美人と毎晩毎晩ヤリまくれるのか。
羨ましいぞ、中村コンチクショ〜！

だが、結婚して数年が経ち中村家ではセックスも単調になりがちで、マンネリ打開に、とダメもとで中村が提案したスワッピングの話に、以外にも薫さんはＯＫしたらしい。

マジで？

『でもスワッピングの相手はお前のトコじゃなきゃダメだってんだよ。薫もお前のこと悪く思ってないしさぁ』
中村は真剣な眼で訴えてくる。
そりゃ身に余る光栄だが、中村お前の目当は俺の愛妻　久美子だろ？
吉瀬美○子似の、自分で言うのなんだが美人妻。
エロと清楚が奇跡の割合でブレンドされた、どこに出しても恥ずかしくない自慢の床上手だ。
実際、昔中村は『な〜久美子さんと一発だけでいいからヤラせてくれよ〜！なぁ、一発だけ！一発だけでいいからさぁ』と酔っぱらって絡んできたこともある。

『だ〜、もうヤラせるわけね〜だろ！お前も良い女捕まえろ！』
なんてやりとりも、その後ほどなくして中村が薫さんと結婚してからは全く無くなった。(そりゃそうだ、薫さんと毎晩ヤリまくってたんだろうからなぁ)

が、中村家の夜の営みの問題化をきっかけに、マンネリ打破と久美子への興味が、上手いこと中村のなかに湧いてきたのだろう。

でもな〜、スワッピングなんて流石の久美子もすんなりと首を縦には振らないだろうなぁ…