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愛妻ネトラレ 久美子
第7章 お得意先への奉仕派遣(BBQ大会)
『いや~ッ助かったよ!久美子さん、今日まで本当ご苦労様、もし又何かあったら宜しく頼むよ』
お得意先に出向して1週間。
仕事は何も問題なく終わり、最終日 懇親会代わりにと近くの河川敷で社長がバーベキューを催してくれた。
『いえ、そんな。あまりお役にたってないですし』久美子の言葉は謙遜ではなく、本音だった。
仕事と言っても、雑用の手伝いがメインで、段ボールを運んだり、荷物を整理したり、コピーをとったり、お茶汲みをしたり…。
これでパート代いただいていいのかな、というのが久美子の正直な気持ちだった。
申し訳ないといった方がいいかもしれない。
いつもの工場で梱包に専念する毎日とは全く異なる業務内容だった。
『いやいや、職場に若い女性がいるだけで、雰囲気が華やぐんだよ。働きやすい環境だったよ、久美子さんがいるだけで』他の女性職員に聴こえないように、社長が小さい声で久美子に言う。
確かに、久美子以外の女性はご年配の職員ばかりであった。
『そうそう。同じ淹れてくれるコーヒーでも、おばちゃん達の淹れてくれるコーヒーと、久美子さんの淹れてくれるコーヒーじゃあ、全然美味さが違うんすから』
若くお調子者の社員、青木が会話に入ってくる。
『久美子さんに、「淹れましょうか?」って言われる度に、「挿れて下さい、挿れて下さい」って俺思ってたんすから』分かりずらいセクハラ発言気味のボケをする青木。
久美子の『そう?私で良かったら、いつでも淹れてあげますよ』の返しも、青木の脳内では『いつでも挿れてあげますよ』に自動変換され、独り嬉しそうにニヤニヤする青木。
『あぁ、本当に助かっとるんじゃよ。周りが婆さんばかりだと休憩中、目の保養にもなりゃあせん。シワシワの枯れた琵琶よりも、プルンプルンのたわわな桃の方がわしらの目にはありがたいて』一番老齢の木村も会話に入ってくる。
しかし声が大きいため、他のご年配女性達の刺すような冷たい視線が集まるのを感じる久美子。
が当の木村は全く気にする様子もなく、フォッフォッフォッと笑っている。
夕方、仕事が終わってからスタートした河川敷のささやかなBBQパーティーは、家庭の都合や明日仕事が早いから、といった理由で皆早々と帰っていく。
元々、つきあいで参加した者がほとんどだったのだろう。
残ったのは、社長と、若くお調子者の青木、最長老木村の三人だった。
お得意先に出向して1週間。
仕事は何も問題なく終わり、最終日 懇親会代わりにと近くの河川敷で社長がバーベキューを催してくれた。
『いえ、そんな。あまりお役にたってないですし』久美子の言葉は謙遜ではなく、本音だった。
仕事と言っても、雑用の手伝いがメインで、段ボールを運んだり、荷物を整理したり、コピーをとったり、お茶汲みをしたり…。
これでパート代いただいていいのかな、というのが久美子の正直な気持ちだった。
申し訳ないといった方がいいかもしれない。
いつもの工場で梱包に専念する毎日とは全く異なる業務内容だった。
『いやいや、職場に若い女性がいるだけで、雰囲気が華やぐんだよ。働きやすい環境だったよ、久美子さんがいるだけで』他の女性職員に聴こえないように、社長が小さい声で久美子に言う。
確かに、久美子以外の女性はご年配の職員ばかりであった。
『そうそう。同じ淹れてくれるコーヒーでも、おばちゃん達の淹れてくれるコーヒーと、久美子さんの淹れてくれるコーヒーじゃあ、全然美味さが違うんすから』
若くお調子者の社員、青木が会話に入ってくる。
『久美子さんに、「淹れましょうか?」って言われる度に、「挿れて下さい、挿れて下さい」って俺思ってたんすから』分かりずらいセクハラ発言気味のボケをする青木。
久美子の『そう?私で良かったら、いつでも淹れてあげますよ』の返しも、青木の脳内では『いつでも挿れてあげますよ』に自動変換され、独り嬉しそうにニヤニヤする青木。
『あぁ、本当に助かっとるんじゃよ。周りが婆さんばかりだと休憩中、目の保養にもなりゃあせん。シワシワの枯れた琵琶よりも、プルンプルンのたわわな桃の方がわしらの目にはありがたいて』一番老齢の木村も会話に入ってくる。
しかし声が大きいため、他のご年配女性達の刺すような冷たい視線が集まるのを感じる久美子。
が当の木村は全く気にする様子もなく、フォッフォッフォッと笑っている。
夕方、仕事が終わってからスタートした河川敷のささやかなBBQパーティーは、家庭の都合や明日仕事が早いから、といった理由で皆早々と帰っていく。
元々、つきあいで参加した者がほとんどだったのだろう。
残ったのは、社長と、若くお調子者の青木、最長老木村の三人だった。