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Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第5章 素顔の君
『・・・』






タクミは多くは語らず

欲しいマンガの発売日だとか言って

さっさと走って行って






オレはいつの間にか

下校途中の道端に

一人きりになっていた








なんだよ・・・なんだったんだよ







今さらだけどさ



カンナが・・・オレを好きだった?







タクミのやつ


カズマもそう言ってたとか言ったな?










『・・・・・・マジ?』











昨日
タクミを連れて帰ったカズマを思い浮かべる






アイツ、あんな仏頂面してさ





ムダに変な空気とか読んで
〃気遣った〃ってこと?





オレはてっきり

単純に鼻血ブーたれたタクミを

送ってやったのかと思ってた






カズマがタクミに・・・それとなく

カンナの事を話したのだろうか







アイツら

タイプは違えど侮れないな





なんて、オレは思った。







〃男なら・・・四の五の言うな〃







オレがタクミに言いそうなセリフを




逆にタクミに言われた気がした。





そして、そのタクミも

カズマも

オレにカンナの事を

ごちゃごちゃ言わなかった










『ま・・・いっか』









オレは石ころを蹴って

再び歩き出す










『・・・』









そう言えば


そのカンナは・・・どうしてるかな






お互いの気持ちを知り



いわば付き合ってる・・・と言えるオレたち







なんか

盛り上がる事もなく




どちらも


お互い・・・ほったらかし?







『~~・・・フゥ』






オレはケータイを取り出して
カンナにメールを入れた









〃『もう帰った?』〃







期待してたワケじゃない




ただ、その辺の女子みたいに

〃一緒に帰ろ~~♪〃

とかって




やっぱりカンナは

言って来ないな(笑)ってさ







~~♪…







〃『まだ学校なの。

クラス委員の集まりだったの』〃









デタ~~・・・






カンナだもんな
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