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第5章 素顔の君

『ごめんねケイゴ、うちのお父さん

話も聞かずに、カーっとなっちゃって

いつもお母さんに怒られてるの』





『～～～・・・』








『今日の事も、お母さんに怒られてたし

お父さん・・・反省してたから(苦笑)

だから、その・・・～安心して？

・・・って言うのも変かな？』







『・・・』


安心もなにも

クソ気まずいんだけどさオレ(笑)





確実に二度と

お前の父さんの前には

姿現せないだろ？？？(笑)






『ぷっ…ふふふっ・・・ｸｽｸｽ』






『・・・？』







『ごごご・・・ごめん(笑)ふふふ

ぉ・・・オモシロ…っふふ

楽しかった・・・ふふふっ

お父さん・・・カンカンで…っふふ

け、けぇごは…よりによって

窓から逃げるし…ぷっ』









『～～お前だけだ・・・💧楽しいのは！

今どき棒振り回す雷オヤジとか

冗談じゃないぜ！(苦笑)』










『ぷっ…っ・・・あははははっ！

～～～ﾊｧ(笑)・・・ケイゴ、ほら

足みせて？大丈夫・・・？』







『・・・？！

～いってぇ！～～やめろ(汗)』








『(笑)ほぉらぁ…言わんこっちゃない』







『～～～・・・』









明るくて・・・真面目で

しっかり者で・・・やさしい






面倒見のいいお姉さんみたいなカンナ





周りのヤツらが思うように

オレもカンナをどこか

そんな風に認識してたから







また別の

カンナの素顔に

気づく事が出来なかった