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Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第5章 素顔の君
「キャハハハ…マジうける、ドンクサっ」

「オベンキョウ以外に取り柄ないの?」

「よく滝川くんに相手にされたね~」



『・・・』





何も言い返すこともせず

カンナはじっと堪えるように立って

黒板消しを拾い上げると

教壇に戻していた





『・・・』



硬直が解けると同時に

オレの方は、沸々と……いや



カァ・・・っと

怒りが込み上げて




ツカツカツカ・・・


歩くスピードをあげて

一気にカンナの後ろに追い付く



・・・その途中でさえ

廊下に並ぶ、カンナのロッカーに

不意に目が行く





カンナの名前のプレート

その下に

あからさまに……真っ黒な油性ペンで

殴り書きがされているのが目に入る






〃〃ブス〃〃






・・・。





『・・・』





只でさえ血の昇ったアタマに

マグマみたいに血が昇る








ツカツカツカ・・・



ガララっ……バタン……!











『っ・・・?!』



「ぇ……」

「??!」

「ぁ……」





揃ってアホ面並べる女子

カンナだけが、オレの方を見なかった



『・・・』




女子3人・・・よくあるよね

こういう〃教科書通り〃みたいなさ



女特有って感じの

寄ってたかって1人を囲む…なんて



どこにでも

いつの時代にでもありそうな

進歩のない・・・イジメ。






誰も見てない、来ないと思って?

カンナが黙ってるのを良いことに?





お前らこそ

よく〃それ〃で現代人やってるよね



今どき黒板消しトラップとかさ

田舎のヤンキーでも

やらないんじゃないの?(苦笑)





・・・なんて思いはさておき




オレは

さっさと教室に足を踏み入れた
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