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Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第5章 素顔の君
こんな

バカ女たちは…どうでも良い





ツカツカツカ・・・




「な……滝川く…」

「ちょっ…と、やだ、アハハ
あたしら別に……ねぇ?ハヅキちゃん♪」

「なにマジになってんの?ハハハ
ちょっちふざけてただけじゃん……」




その言い分が何であっても

どんなに理不尽なものであっても

どうでもいい




無表情に歩み寄るオレに

なんだかビビってる3人組






『あのさ・・・』





どうでもいいんだよ

お前らの話なんて



お前らの…言い訳なんて

オレにとってはさ







『何だって・・・?言ってみなよ』






どうでもいいんだよ

聞いてやる気もないし?

許す気も・・・ない。







『オレ良く聞こえなかったんだけど?♪』






「ゃ……別に……ただ」

「ご…ごめん……なさ」





泣いてんじゃねぇよ(苦笑)



まだ何も言ってないじゃん?オレ

怒鳴るワケでも

ひっぱたくワケでもないし




あ……だから逆にコワイのか?



ハハハ、まったく

女の子ってヤツはさ



めんどくさいなぁ……ワガママで




初めから…こういう卑怯な事を

しなきゃいいのにさ



1人じゃ…なにもできないくせに





『ふふっ……こっちの質問には

答えてくんないの?そりゃないだろ(笑)』





「ちが……あたしたちはただ」






『〃ただ〃・・・?……なに?・・・』





「……ぅ」






『ケイゴ・・・っ』




張りつめた空気と

オレの低い声の響く教室に

オレの背後からカンナの声がする





『・・・』



『ケイゴ・・・やめて

もう、いいから』






『・・・』




カンナ・・・安心しろよ





って言うか

見くびるなよな(笑)





オレが本気で

女子にブチギレたりすると思う?




少しはオレの事を理解してくれよ






どうでもいいんだよ

こんなバカ女たちは





オレの目的はひとつ






この状況から・・・この場から






カンナを


守りたいだけだから
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