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第5章 素顔の君

「し……信じらんないっ」

「キモすぎるよあんたたちっ…」

「ないわ…」





逃げるタイミングをなくして

路頭に迷っていた３人組は

金縛りが解けて？

ようやくドタバタと

教室から逃げ初める




黙って去ることは出来ずに

なんとか悪態ついて





顔を真っ赤にしてさ・・・(笑)





ﾊﾊｯ……可愛いね、女の子は♪




イキがってても

所詮はまだ高校生だし♪？？



(あ、オレもだけどね(笑))







〃そんなもん〃なんだからさ





言いたいヤツには

言わせておけばいいんだよ




３人もいたけど

誰一人、名前の出てこない女




そんなヤツらは

どうでもいいんだ



そんなヤツらに

なに言われようが

どう思われようが










カンナ・・・




カンナは・・・唯一





そんなオレが

一度で名前を覚えていた女の子






オレが・・・守りたい女の子