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Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第6章 夢をみる・・・
声を荒げるでもなく
ゴミを片付けながら
淡々と話すカンナの声に
またその場がシーンとする
『自分は…親のコネで
当たり前に医者になれて…
例え勉強なんか出来なくても
最悪、裏口入学でも…
なんでも出来るから?』
「は……葉月……てめ…ぇ
イチイチうざってーな!
ちょっと成績良いからってな
お前こそ・・・っ
ふん!所詮〃負け惜しみ〃だろ!」
『ふふ・・・さぁね
どっちかって言うと
〃かわいそう〃・・・』
「なに・・・!?」
散々に悪態ついてながらもソイツは
どこか
カンナの気迫に押されてさえ見えた
『〃医師〃って・・・
その仕事の…責任感も使命感も
なんにも持たず……わからずで
ただ……親の敷いたレールの上を歩いて
例え運良く・・・無理矢理
医者になれたとしても
〃本物の医者〃になんか…なれっこない。
他人は自分より下?
人を勝手に落ちこぼれ?
看護師なんか所詮、医者より下?
無駄な努力・・・?
・・・
相手の良さも見れない…
その存在を認める事も…尊敬も…
感謝も出来ないなんて
心の貧しい・・・かわいそうな人だね。
人を……そんな風にしか見れない…
そんな考えしか出来ない人になんか…
絶対に・・・なれっこない』
ゴミを片付けながら
淡々と話すカンナの声に
またその場がシーンとする
『自分は…親のコネで
当たり前に医者になれて…
例え勉強なんか出来なくても
最悪、裏口入学でも…
なんでも出来るから?』
「は……葉月……てめ…ぇ
イチイチうざってーな!
ちょっと成績良いからってな
お前こそ・・・っ
ふん!所詮〃負け惜しみ〃だろ!」
『ふふ・・・さぁね
どっちかって言うと
〃かわいそう〃・・・』
「なに・・・!?」
散々に悪態ついてながらもソイツは
どこか
カンナの気迫に押されてさえ見えた
『〃医師〃って・・・
その仕事の…責任感も使命感も
なんにも持たず……わからずで
ただ……親の敷いたレールの上を歩いて
例え運良く・・・無理矢理
医者になれたとしても
〃本物の医者〃になんか…なれっこない。
他人は自分より下?
人を勝手に落ちこぼれ?
看護師なんか所詮、医者より下?
無駄な努力・・・?
・・・
相手の良さも見れない…
その存在を認める事も…尊敬も…
感謝も出来ないなんて
心の貧しい・・・かわいそうな人だね。
人を……そんな風にしか見れない…
そんな考えしか出来ない人になんか…
絶対に・・・なれっこない』