この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第8章 大丈夫だよ・・・。
コンコン・・・
『ケイゴ~~入るよ?』
母親が入ってきて
机に肘着いてるオレの横…
ベットに腰をおろした
『お母さん驚いちゃった
まさか・・・ケイゴが
・・・医者になりたかったなんてね』
『・・・』
『ずっと・・・言えなかったの?』
『ずっと…ってワケじゃ』
『ふふ・・・ケイゴ
あんたはやっぱり優しい子だから』
『は・・・?』
『うちは∥フツーの家∥だし?
リョウキも…部活だ遠征だなんだって
これからもお金は沢山かかるし?
・・・なんて考えてたんじゃないの?(笑)』
『・・・』
『ケイゴ・・・?
親の都合を気にして…遠慮したり
やりたいこと諦める事ないのよ・・・』
『・・・でも』
『公立だ、私立だなんて
あんたが調べて口にするなんて
それだけでも大した進歩よ(笑)
学ぶのに…ある程度お金がかかるのは
それは仕方ないこと
ケイゴあんたはまだ∥学生∥なの
学生は・・・学生らしく
お金の心配なんかしなくていいの
あんたたちには〃選べる環境〃がある
それなら遠慮してないで
自分で選んで進みなさいケイゴ
恐がらないで…やってみなさい』
『・・・』
『お父さんには…お母さんから
もう一度…ちゃんと話して
お願いしておくから
あんたは心配しなくていい
先生とも良く相談して
必要な準備をなさいね』
『・・・母さん』
『うん?』
『・・・~』
『クス・・・早く寝なさい(笑)』
『・・・』
∥ありがとう・・・∥