この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第9章 一瞬を必死に生きろ・・・
『はぁ~…ヨカッタ、ヨカッタ』



ケガもなく無事に試合が終わった

そんな思いで
胸を撫で下ろす母さんが

さくさくと帰り支度をする




『さてさて帰ろうか~…ふふ、ケイゴ

来てくれると思わなかったよお母さん(笑)

~たまには良い刺激だったんじゃない?』





『・・・。・・・うん』





『あら、やけに素直ね(笑)』




別に反発する理由もなかった


まだ、オレの手には汗が残ってて

少し震えていた




スゲ・・・

スゲーじゃん



人を、こんなに

興奮させたり、感動させられるってさ




誰にも言えなかったけど

オレはコートの弟の姿に


なんでか知らないけど

ウルっと来た瞬間だってあったんだ



・・・





心のどこかで

∥何をやっても弟には叶わない∥

そんなコンプレックスを

きっと抱えていたオレは



リョウキの姿を見て


なんか、色んなものが

吹っ切れた気がした。






それでいてさ、オレ


リョウキの試合観てる最中から

考えさせられたって言うか

気づかされた



当たり前みたいで大事なこと


当たり前みたいで見失い勝ちなこと





才能とかセンス

確かにそれってあるよね




けど、天才でも

落ちこぼれでもさ



出来る、出来ないの前に



∥やろう∥としなければ

永遠に叶わない




もっと言えば

たかが1日…たかが一瞬


そう思って

無駄に生きていたら



何年先の未来に

その願いが叶うことはない



願いが叶う、喜びを手にする



その一瞬を作るのは



地道に地道に積み重ねてきた


沢山の∥一瞬∥の努力だと。



オレは…気づかされた




初めの一歩がないのに


千歩先に立つことは出来ない




カンナだって

ただ秀才なだけじゃない


目標もって、努力して

積み重ねてきたものがあるから

優秀なんだ


弟のリョウキだってそうだ




積み上げてこなかったオレに

やろう、としてこなかったオレに

結果も自信もないのは




当たり前だけど、当たり前なんだ




だから・・・落ち込む必要もない



この先

一瞬、一瞬



必死に

やるまでだ




そんな答えをみつけた
/870ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ