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Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第9章 一瞬を必死に生きろ・・・
悩んで、落ち込んで

その繰り返し・・・って



言いたい所だけど



オレには悩んでる時間も

落ち込んでる時間もなかったから


と言うより

吹っ切れてたオレは



どことなく、、、


ゾーンに入った、とでも言うように


受験勉強に励んだ。




そうやってるうちに

時間を上手く使うやり方だって

覚えていく



少し疲れた時には

カンナの顔を見に行って

やる気をもらったりしてさ・・・




ダメ元、と思ってるかもしれないけど

心配した両親がオレに

家庭教師やら何やらと

考えて勧めてくれたけど

オレが全部断った



これ以上のワガママを

親に言いたくなかったし

負担もかけたくなかった



なによりは

オレは、そういうやり方が

自分に合ってるとは

どうにも思えなかったから?





自分がやる気のないときは

誰がどんなにケツを叩いても

教え込もうとしてくれても

なにひとつアタマに入って来ない



オレって・・・厄介なヤツだったんだね

(笑)




学校でも時間を見つけては

内職でもしてるみたいに

ちょこちょこ勉強してみたり…




「~…ギャハハハ…なぁ?!・・・で」





って・・・だから


・・・うっさいな、さっきから




と、言いそうになるけど

飲み込んだ



休み時間に勉強してんのは

オレの勝手だから

クラスメイトが騒いでても

文句言う筋合いはない




「なぁタキガワ?きいてんのか?!」




『???・・・ん?…ぁ、わるい、何?』





「お前大学行くってマジ??」




・・・あぁ、そう言えば

最近こういうツッコミ
よく来るんだったな
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