この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第12章 花の命・・・
カンナが…少しでも笑顔になれること


今・・・目の前にあること

今・・・出来ることを



精一杯やってやろう。





オレは今日も

授業が終わった足で

カンナに会いに行く。





『おばさん、こんにちは』



『あ、ケイゴくん・・・こんにちは』





『カンナ・・・起きてますか?』



カンナのお母さんの顔は

ちょっと…曇る





『今日は…ちょっと…

会わない方が良いかも知れないわ』





『え・・・』




『ごめんね…~いつも忙しい中

時間を作って来てくれてるのに‥』




お母さんが…それとなく
現状を教えてくれた




治療と言っても…同じ治療
前と同じ薬には…耐性ってものが出来て
同じ薬で病巣を叩く事は出来ないとかで


つまりは、もっと

もっと別の…強い薬を使っていて


言うなれば、それは


本当に・・・容赦なく


きつくてきつくて

のたうちまわるような



そんな闘病をカンナはしていた





ガラ・・・



少しだけ、ドアを開けて
カンナのお母さんが…カンナの顔を
みせてくれた





『・・・』



寝てるのか・・・朦朧としてるのか



カンナはぐったりと横たわっている



げっそりと…痩せてしまってるのに

顔はパンパンにむくんでいて




辛そうだ・・・なんて
そんなものじゃない


言い表せない姿だった。






現実は・・・厳しかった
/870ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ