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第14章 振り向けば・・・いつも君だけが

笑わない・・・か




彼女の言葉に

オレは少しだけ…自分を振り返る





確かに…ゲラゲラと

笑うことなんか、なければ



人並みに・・・普通に



笑うことですら



ここ・・・何年



なかったのかも…知れないな。





サークルに入ったりとか

中にはバリバリ部活までやってる

そんなヤツらも大勢いたけど


(こんなハードな勉強に加えて
よくやるぜ、って感心したもんだ)



オレは、そんなことはおろか


中学や高校とは全く違う環境…



大学に入ってからオレは、特別に

仲間を作ると言うことも

まったくしてなかった



それは、もちろん

毎日のように顔を合わせる連中

そういったヤツらと話したり

最低限の付き合いと言うか

多少の交流を持つことはあるけど






世間の言う…それらしい


大学生らしい生活って

してなかったのかもしれないね








・・・まぁ、本音を言えば




∥笑える事がなかった∥から・・・






笑わない人と言われるくらい



笑っていなかったのは

オレにとっては




当たり前のことかな、って

思ったのが本音だったけどね