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Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第16章 オトナになる事・・・麻痺する事

夢だか現実だか記憶が混乱しつつも




こ、こんな子(地味な子)に限って

∥こういうこと∥するのか?!




なんて、冷や汗流しながら


段々とハッキリしてくる記憶と

戻ってくる冷静な感覚を得て


勘違いに恥ずかしくなる。




ある・・・ちゃんと記憶ある


ボクはクスリ盛られたのでも

連れ込まれたのでもない(笑)


えぇと、なんか酔いが回って

プラプラしてて・・・それで





『・・・ぁ』




『お加減・・・どうですか?』




内心動揺してるボクとは

意外にも正反対に

彼女は、その職業上の癖か

さりげに検温したり脈をみて

冷静にボクの様子を見ていた





『・・・ホッ。…良かった』




小さな声で呟いて

胸を撫で下ろすメガネちゃん





『ぇと・・・ごめんアオイさん

えーーーと、その・・・』







『・・・先生、寝ちゃうし

何度聞いても住所も言ってくれないし

だからって…さすがにあのまま

置いてはこれなかったので・・・』






『・・・申し訳ない』




ボクは平謝りした





『ふふ・・・先生でも

そんなこと、あるんですね。安心しました』




意味深に微笑むメガネちゃん





『あのさ…葵さん??

ところで、その~・・・それから

それ以上のことは・・・(苦笑)』




普通、女の子にこんな事聞いたら

ぶん殴られる案件だけどね






『?・・・∥それ以上∥とは・・・?』





・・・ホッ

ボクは、やらかしてはないらしい(苦笑)





どっちかって言うと天然な

堅物の真面目ちゃんで命拾いしたぜ






『あ、いや、なんでもないんだ

迷惑をかけてしまって、申し訳ない』





『・・・先生も、お疲れだったんでしょう

何事もなくて、良かったです』
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