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Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第16章 オトナになる事・・・麻痺する事
『・・・』
この子だったんだ?
って、夢だか曖昧な記憶が
現実だったことを確かめて
ボーっと彼女を見ていたんだけど
だってさ・・・一言で言うけど
まるで別人てやつだよ?(笑)
まぁ、プライベートは
お互いわかんないもんだもんね♪
・・・なんてさ
『へぇ・・・本当にキミだったんだ』
本当に…ボーっと
見下ろしたんだけど
『彼氏とのデートの帰りだった?』
だとしたら、とんでもなく
迷惑かけちゃったな
『そ…んなんじゃ…ないです、けど
あ・・・の・・・せんせ…』
『・・・』
女の子の化けっぷりって
時に本当に驚くからね
そんな風に
ボーっと…見下ろしていた
だけだと思ったんだけどさ・・・
『先生・・・、ちょっと・・・』
『・・・』
『はな…して…ください・・・っ』
『・・・』
酔っぱらって寝起きの男が
変な気を起こした…と
思われても
おかしくはない状況だったらしく
『いきなり・・・なにするんですかっ…』
ボクが取り上げたメガネを探して
両手をワサワサしてるメガネちゃん
改め・・・葵さん
『ぁ・・・ぃゃ、ごめん
葵さん…ホントに違うの。ごめん』
ボクは小さく震えてる彼女に気付き
彼女と目線に合わせようと腰を落とした
その時・・・
パチン・・・っ
小さく震える手が
頼りなくオレの頬をひっぱたいた
『あなたがっ・・・プライベートで
誰と何をしていようと勝手です…っ』
『…ちょ…おぃ…待ってって』
なんでそうなるんだよこの女(苦笑)
『…だからって…みんなが、みんな
女がみんな∥そんなひと∥だと
思わないで下さい・・・っ』
『・・・~~~』
『最低です・・・っ』