パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第17章 大切な弟・・・可愛い妹

『マナミ・・・やめなさい。

それと、これとぁ…話が別だぁ…

お門違いすんじゃねぇょ・・・』




泣いて訴えるマナサンを

ソウタサンが制止した




『先生に・・・八つ当たりすんじゃねぇ

わめいたって…解決にならんだろぉが』





『・・・っ・・・わかってるよ…っ』






『・・・・・』





『・・・なんで・・・なんでこうなるの？

アイル…っ…やっと幸せになるのに

なんで・・・いつも・・・

アイルばっかり・・・っ・・・

こんなのおかしいじゃないっ・・・』





『・・・マナミ・・・落ち着きなさい』





『おかしいじゃないっ・・・！

あの子ばっかり…どうしてっ！？

血も涙もない・・・神も仏も

あったもんじゃないわよっ・・・！！

・・・っ…・・・ぅ・・・

っ……ぅっ・・・わぁぁぁぁんっ…』





『・・・ﾌｩ・・・ったく』




ソウタサンが

ついに泣き崩れたマナサンを抱えて

ボクに一礼しながら退席する





部屋にはボクとリョウキが残る



この上ないくらい

重たい空間だった





『・・・』




『・・・リョウキ』




ボクは、敢えて

腫れ物に触るように

言葉をかけたりはしなかった



なんの慰めにも…ならないだろうから





『リョウキ・・・あのな？』





『・・・わかってるよ…ちゃんと聞いてた』





『・・・そうか』





『・・・さっきは・・・悪かった』





『・・・(苦笑)・・・状況はどうあれ

怪我人だからね・・・それだけは気をつけて』






『・・・うん。・・・ごめん』