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短編集〜エッチな人々〜
第1章 大好きなお父さんと♡
「里保、今週の土曜日映画観に行かない?」
親友の咲が声をかけてきた。
「ごめん、咲…、土曜日は父の誕生日でパーティーの準備があるの」
私は申し訳なさそうな表情で謝る。
「そうなんだー!娘に誕生日祝ってもらえるお父さん、幸せだね!」
「ファザコン、とか思わない…?」
「え?」
「世間一般では、こう言うのファザコンって言うよね?」
「でも、里保は小さい頃に両親亡くして、おじさんが引き取ってくれて、ここまで大切に育ててくれたんだし」
「咲がそう言ってくれて嬉しい!」
「私も最近はお父さんに素っ気ない態度だし、里保を見習わないとなぁ」
「理解力のある親友がいて私は幸せだよ」
「ありがとう。映画はまた今度行こう」
「うん!」
私は桐島里保。
立花学園高校に通う2年生。
さっき咲が言ってた通り、幼い頃に両親を事故で亡くし物心がついた頃には、叔父やイトコの良兄と一緒にいるのが当たり前になってた。
両親の事を知ったのが去年。
高校に進学するタイミングで叔父から聞いた。
でも、ずっと叔父を父、良兄を本当の兄として過ごしてきたから当時は話を理解するのに時間かかったな。
そのことを知ってるのは親友の咲、1人だけ。
私達の通う学校は中学からのエスカレーター式の学校。
中学で出会い、今でも仲良し。
私より身長が高いの。
と、言うより私が低いだけ…かな?
テニス部のエースなんだ。
でも、そろそろ引退の時期。
大学も受験ナシで進学できるし、そろそろ話しても良いよね?
私の最大のトップシークレット、咲は理解してくれるかな?
親友の咲が声をかけてきた。
「ごめん、咲…、土曜日は父の誕生日でパーティーの準備があるの」
私は申し訳なさそうな表情で謝る。
「そうなんだー!娘に誕生日祝ってもらえるお父さん、幸せだね!」
「ファザコン、とか思わない…?」
「え?」
「世間一般では、こう言うのファザコンって言うよね?」
「でも、里保は小さい頃に両親亡くして、おじさんが引き取ってくれて、ここまで大切に育ててくれたんだし」
「咲がそう言ってくれて嬉しい!」
「私も最近はお父さんに素っ気ない態度だし、里保を見習わないとなぁ」
「理解力のある親友がいて私は幸せだよ」
「ありがとう。映画はまた今度行こう」
「うん!」
私は桐島里保。
立花学園高校に通う2年生。
さっき咲が言ってた通り、幼い頃に両親を事故で亡くし物心がついた頃には、叔父やイトコの良兄と一緒にいるのが当たり前になってた。
両親の事を知ったのが去年。
高校に進学するタイミングで叔父から聞いた。
でも、ずっと叔父を父、良兄を本当の兄として過ごしてきたから当時は話を理解するのに時間かかったな。
そのことを知ってるのは親友の咲、1人だけ。
私達の通う学校は中学からのエスカレーター式の学校。
中学で出会い、今でも仲良し。
私より身長が高いの。
と、言うより私が低いだけ…かな?
テニス部のエースなんだ。
でも、そろそろ引退の時期。
大学も受験ナシで進学できるし、そろそろ話しても良いよね?
私の最大のトップシークレット、咲は理解してくれるかな?