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それでも僕は
第18章 18★
ピアス男は俺の咥内に舌を挿れる。俺は咥内に挿って来たピアス男の舌に自分の舌を絡める。自分から舌を絡めて来た俺にピアス男は少し驚き固まるが、すぐにニヤリッと笑って俺の咥内を蹂躙し始める。
「堀越のヤツ…最初は散々渋っていたくせに夢中になっているぜ」
金色のメッシュを入れている男が俺とのキスに夢中になっているピアス男…もとい堀越を鼻で笑う。
「…はっ…んっ…」
「そういう美原だって、ここ固くしてるじゃん」
堀越は自分と俺の濃厚なキスをしているのを見てイチモツを固くしているメッシュ男、美原のイチモツを揉む。堀越にイチモツを揉まれた美原は露骨に不愉快そうな顔をした。
「でも、思ってたよりずっとエロい反応するよな、黒崎」
「確かに…」
「あんまり前戯び時間かけるなよ…せっかくの上玉なんだから、緒方」
前戯ばっかりで前に進もうとしない緒方に痺れを切らした男はYシャツを脱がし、俺のズボンのベルトに手を伸ばした。男は俺のズボンを降ろすとすでに盛り上がっているボクサーパンツに目を細める。
「あう…んん…」
「黒崎ってキレイな顔と躰しているのにずいぶん淫乱だな」
男はそっと俺の中心を撫でる。
「アイツ以外で加賀見が興味持つって珍しいな」
堀越は肩をすくめ、苦笑する。耳だけではなく、舌にまでピアスを着けている堀越。金のメッシュを入れている美原と腕輪や指輪と言ったアクセサリーだらけの緒方と違い、加賀見は一見普通の青年に見えるが、俺の本能が加賀見が1番危険だと訴える。今の堀越の発言は加賀見の琴線に触れたらしく、加賀見は殺意のこもった冷たい視線を送る。
「……俺から黒崎に挿れるけど、文句はないよな?」
「………はぁ、勝手にしろ」
加賀見は3人を睨みながら言う。緒方は余計なことを言った堀越を睨む。堀越は緒方の視線に対し、舌を出した。
「……な、何…勝手に話を…んんッ…」
「下着をこんなにぐちゃぐちゃにして勝手も何もないだろ?」
加賀見は俺の先走りでぐちゃぐちゃになっているボクサーパンツを膝まで下げる、俺のソレが冷たい外気に晒されブルッと震える。
「黒崎ってイチモツまでキレイなんだ」
俺のソレを見た美原が感嘆の声をあげる。