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第3章 序章 ③ 破瓜

佐伯の指が、やや毛深い恥毛の茂みを通り過ぎる。
ペチョッ・・
泥濘みを叩いた如き、淫らな淫水音が股間から届いた。

「あっ、はぁぁんっ」
陸に上げられた若鮎の様に、ますみの腰が衝撃に跳ねる。
余りの快感に、力任せに両手で佐伯の手を引き抜く ますみ。

「安西っ、諦めるのか？ 止めてもいいゾッ？」
「ご、ごめん、な、さ、い・・続けて下さい」
「アソコも待ってるのは分かった、確認するゾッ」

わざとユックリと、短パンを脱がす佐伯、羞恥に両手で顔を覆い、お尻を浮かせて協力する健気な ますみ。

水色のビキニショーツ、小さいのか？ それとも、ますみのお尻が見事なのか？ 辛うじて、貼り付く様に秘所を隠している。
中心部は性器が透ける程に、花蜜の濃い染みが拡がり、酸っぱくも生臭い、処女特有の臭いを撒き散らしていた。

無言でショーツを剥がす佐伯、透明な粘液の糸が生々しい。
ムッチリした太腿を両手で押さえ、生卵の白身を塗りたくった如き、大陰唇と小陰唇を指先で広げた。

ヒクつくピンク色の膣口を覗く佐伯。
「安西っ、激しい訓練で脚を開いているせいか？ お前の処女膜、欠片みたいに残滓が残ってるだけだ。これなら、痛みも無いだろうが、念の為に、少し解してやろう」