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第5章 序章 ⑤ 別れ

朦朧としながらも、意識の底で悦びを感じる ますみ。
(あぁぁ・・崇ぃ、凄いっ、もっと、ますみを愛してぇ)

元々、性に恵まれた ますみの身体、初体験とは言え、膣口、Gスポットだけで無く、ありとあらゆる性感帯が怒張の責めに、一斉に悦びの反応を始めた。
膣洞内の秘肉や突起が、充血し腫れ膨らみ、収縮し蠢く。
膣口、膣壁、バルトリン腺、アポクリン腺から滲み出した、様々な体液が、怒張の抜き差しに合わせて滴り、太腿を伝い、シーツに卑猥な染みを作っている。

そして・・
膣の最奥部、子宮口の周り、所謂ポルチオが、満を持して膨らみ始めた。
意識があれば、壮絶な快感に、哭き悶え狂っただろう・・
ますみの知らない所で、本物の絶頂を迎えようとしている身体・・

「・・・・ぁぁっ・・た、た、か、しぃぃ・・」
膣壁と膣口が、絶対離さんと怒張を咥え込み、万力の様に締め付ける。

「・・・・うっ、くぅぅっ・・フゥッ」
佐伯の微かな呻きと、安堵の溜め息・・
(危なかったゼッ・・何て娘だっ、もう少しで暴発するトコだった・・)

強引に引き抜いた怒張に絡みつく、白濁の本気汁が艶めかしい。

既に外が明るい、時計を眺める佐伯。
(おっ、そろそろ時間だっ、名残惜しいが・・)

素早く着替えた佐伯、安らかな寝息をたてる ますみの枕元に、走り書きのメモを置く。
そして、ますみの会陰部に溜まった逝き汁を、指で掬い匂いを胸に覚え込み、性器に軽くキスをして、背を向けた佐伯。